こんにちは。
健康相談専門くすりの薬師堂です。
一ヶ月ほど前、4歳になった女の子の便秘と湿疹のご相談がありました。
10ヶ月ほどずっと坐薬を使っていて、使わないと出ないということでした。
そのため、湿疹も出るようになっていて、困られていました。
腸内環境を整えるものを飲んで頂いて、つい先日ご来店され、便が出るようになって、「自力でウンチが出せるようになり泣けるくらい嬉しかった」とお母様もおっしゃられていました。
赤ちゃんは生まれる前、胎内ではほぼ無菌状態で育っていると言われています。
そして、生まれる時、お母さんの産道を通る際に、お母さんから様々な菌をもらって感染し、外の世界でも様々な微生物に接触して感染し、そしてその細菌はそのまま棲みついていくと言われています。
生まれた頃は、お母さんからもらったビフィズス菌が腸を健康に保ってくれているそうですが、やがて離乳期になってくると、大人のビフィズス菌と入れ替わってここで初めて腸内フローラが安定していくのだそうです。
離乳期、1歳半から2歳までのうちに、ほぼその人の『腸内フローラ』の構成が決まるというわけです。
簡単に言うと、この人は、どの菌を持っていて、どの菌を持っていないとかいうのが3歳までには決まってくるというわけです。
もちろん、その後の生活によって、腸内細菌の比率は変動しますが、(善玉菌が優位の腸の状態、悪玉菌が優位の腸の状態など)
『腸脳相関』と言われているくらい、腸と脳は密接に関わっているので、腸の健康づくりはとても大事なことですね。
生まれてから離乳期、3歳くらいまでの『腸づくり』が、特にこういった理由から、とても大事なことなんですよね。
腸は、健康な体と心を司っている大切な器官。
コロナ渦にあって、殺菌殺菌と言われていましたが、ここ2,3年で誕生した赤ちゃんたち、過剰な殺菌はしないでいろんな菌に触れることも大事です。
小さい頃から便秘や軟便気味のお子さん達も、そう少なくないと思います。
大人になってからも腸(根っこ)が元気で病気をしないですむように、健康な腸づくりを実践していきましょう。お気軽にお相談くださいませ。