子宝・母乳育児

母乳育児支援の研修会

こんにちは。

健康相談専門くすりの薬師堂です。

 

先日、熊本市民病院勤務の助産師さんS先生が講師の勉強会がありました。

母乳育児支援として、熊本地震における、体をはって命を守った助産師さんの活動やその後の取り組みなどと、

私たち地域の薬局・薬店が、妊婦さん、母子のためにどのようなことができるのかといったことなどを学ばさせて頂きました。

 

市民病院は、2003年に、ユニセフ・WHOの「赤ちゃんにやさしい病院」(BFH)に認定されているそうです

私も、以前は「BFH」などといった言葉も聞いたことがなかったのですが、高齢出産であったため、「とにかく赤ちゃんに良い病院」そんな産院を探して辿り着いたのが、BFH認定の産院ででした。

市民病院ではなかったですが、BFH認定の病院は、母乳育児支援にはとても手厚く、おっぱいが出る仕組みから、授乳時の抱っこの仕方や赤ちゃんとのスキンシップ、母乳トラブル時の対応などなど、本当に助産師さんや看護師さんが一丸となって、昼夜問わず、指導して頂いたり、体を気づかって頂いたりと、本当によくして頂いたのが今でも記憶に残り感謝の気持ちがあります。

 

その講義の中で、心に強く残ったことに、

「妊娠中、お母さんのお腹の中にいる時は、お母さんの子宮の中でお母さんの血液によって、赤ちゃんは育っていますが、

生まれてからは、『抱っこ』がお母さんの『子宮』ですよ。沢山、抱っこして母乳で育てましょうね」と話されていました。

そうすることによって、お腹の中にいる時と同じような環境で差がなく育てられるということでした。

 

また、大半の方が、自分のおっぱいで育てようと思っているのですが、お母さんが周囲の影響を受けてしまったり、まだ母乳が出ているのに、ミルクに変えてしまったりするお母さん達もいるということでした。「ミルクは悪いとは言いませんが、「まだ出ているんだったら、おっぱいを吸わせてみたら?」と話します」と言われていました。

そのミルクに変えてしまうというお母さん達の中には、母乳もミルクも同じ感覚で、ミルクの原料を知らないお母さんが少なくはないと話されていました。

 

ミルクの原料を知らない”という事実は、正直初めて聞きびっくりしましたが、いろんな事を知らなくて、悩みを話せる人も少なくて、1人で頑張って、子育てが楽しいと思えなくなるような子育てをしているお母さん達もいるんだなと思うと、私たち薬局・薬店が地域で出来ることは、実にまだまだあるということを、実感しました。

 

最後に、「お母さん達も赤ちゃん目線に立てるように」という言葉が印象的でした。

日本では児童虐待が年々増加していて悲しい現実もありますが、母と子の基本的信頼関係は、1~2歳までにできるそうです。

たくさん、抱っこ、スキンシップがとても大事だと話されていました。

幼少期がとても大事なんですね✨

とても勉強になりました!

 

私たちも地域の薬局・薬店として、悩んでいるお母さん達のお力に少しでもなれるような居場所でありたいと思います。

 

くすりの薬師堂は、年間を通してこのような取り組みで、いのちを育むママを食で応援しております。お気軽にお尋ねください。

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